検証モード

バックテスト環境

投資アルゴリズムの特性を詳細に把握できる動作モード

選べる2つの動作モード

比較表

動作モード
プロフェッショナルモード1.0 小規模シンプルモード
運用モード 検証モード 運用モード 検証モード
利用場面 運用 稼働テスト 運用 稼働テスト
運用資金 中~大規模(数千万円~数百億円) 小規模(~数千万円)
約定コスト 0.3%
(手数料0.1%+マーケットインパクト相当分として0.2%)
0.1%
注文量制限 5日平均出来高の0.2%
(前場寄付のみ0.5%)
5日平均出来高の2%
(反対売買注文は3%)
固定法 累積リターン補正法 固定法

注文量制限とは

カブロボでは、大規模資金における運用の想定として、注文量制限という仕組みを導入しています。この仕組みは、自分の注文によって市場の価格を動かしてしまうという、マーケットインパクトを小さくするために導入しています。現物買い、信用売りともに、該当銘柄の5日平均出来高の0.2%(前場寄付のみ0.5%)を注文量の上限としています。

累積リターン補正法とは

プロフェッショナル検証モードでは、当社が開発した「累積リターン補正法」を導入しています。これはバックテストにおける資金量の変化に比例させて注文量制限を上げるという仕組みで、より資金量を適切に反映したパフォーマンスを計測することができます。カブロボをこれから実際に運用することを想定した場合に、特に有効な検証手法です。

例えば、通常の注文量制限のバックテストにおいて、1997年に5億円で運用を開始し、11年後の2008年に20億円になったとします。注文量制限が2%の場合、該当銘柄の5日平均出来高が100万株であるとき、カブロボの注文量の上限は2万株となります。ここで仮に、1997年から2008年において該当銘柄の出来高があまり変わらなかった場合、2008年近辺は総資産が増えてしまっている分、注文量制限により、その資金を十分に使い切れない現象が発生する可能性があります。その結果として、2005~2008年付近のパフォーマンスは、注文量制限の影響で、リスクもリターンも小さくなってしまいがちです。「累積リターン補正法」は、この問題を解決し、より資金量を適切に反映したパフォーマンスを計測することができる手法です。

ここで、2008年以降、将来に向けて初期資産5億円で運用することを考えてみます。バックテストの利回りが未来にも再現すると仮定した時に、先のバックテストにおける2007年から2008年の成績の利回りは、運用資産が増加した時のパフォーマンスであるため、これから将来に向けて運用するシミュレーションしては適切でないかもしれません。そこで、資金量の変化に比例させて注文量制限値を変化させることで、バックテストのどの時点においても初期資金で運用した場合と同じリスク・リターンのシミュレーションを仮想的に実現するものが「累積リターン補正法」です。先の例では、2008年には運用資金が初期資金の4倍に増えているので、注文量制限値も(1997年の)4倍にして、該当銘柄の注文量の最大値を8万株としてバックテストを行います。

以上のように、累積リターン補正法では、バックテストにおける運用で資金量が増減したことによる、リスクとリターンが相対的に変化する問題を仮想的に解決しています。その為、初期資産において運用した際のリスク・リターンをシミュレーションする際に、特に有効な手段と言えます。一方で、固定法は実際に運用を行った際のパフォーマンスを計測する際に有効な手段です。実際の運用では注文量制限値は固定である為、先の累積リターン補正法で得られるシミュレーション結果とは、異なる結果が得られます。投資アルゴリズムをより詳細に検証する際には累積リターン補正法、実際に運用を行った際のパフォーマンスのシミュレーションを行う際には固定法、といったように、目的により使い分けて頂けたらと考えています。